なんて強い、なんて負けず嫌いなんだろうと思いました。
最重度の障害者でありながら、彼女は健常者と対等であろうと闘い、仕事に関して「私から仕事を奪うな」「受け入れられないなら自分で創る。見つけて奪う」と言うのです。
すごい人です。出会った時も驚いたけど、本を読むとますます驚かされてしまいます。
けれど、みんなが彼女のような生き方をしなくてもいい。
生まれつきの障害か中途障害か、家族、友人や地域の環境、その人の性格などなど、みんな違うからです。もっと弱くてもいいし、ふわっと生きてもいい。障害の有無にかかわらず、自分の生を大事にすればいい。
ただ、原田華代さんの負けず嫌いは間違いなく彼女の生そのもので、それを貫いているのはかっこいいなぁと思いました。
]]>更生保護の参加メンバーは4人。講堂へ入ると作業服を着た人たちに拍手で迎えられます。
私たちは挨拶をし、ハッピーバースデイの歌を歌いました。
4月生まれの人は30人ほどで、最年少22歳から最年長は81歳まで。覚せい剤や窃盗で服役している人が多いとのことでした。どこにでもいるような人たちがほとんどで、ごく普通の茶話会に見えます。紅茶とシュークリーム、エクレアでのお祝いの様子を眺めていると私たちのところにもコーヒーが運ばれてきました。
最後に受刑者代表の二人が作文を読みました。
「誕生日に家族から、ママが好きという手紙をもらいました。その手紙に恥ずかしくないような受刑者生活を送り、罪を償って帰りたいです」と。
言葉どおりに、一日も早く家族のもとへ帰って二度とここへ戻ってくることがないように…と思いました。
初めての刑務所訪問は少し緊張し、短い時間だったのに疲れました。
]]>朝から中芳養中学校と大坊小学校、昼から明洋中学校の入学式に行ってきました。
大きめの制服に身を包んだ中学生。緊張がこちらにも伝わってきます。名前を呼ばれて「はいっ」と手を上げて返事する小学生。恥ずかしそうな表情がなんとも可愛らしい。明日から楽しい学校生活を送って欲しいです。
]]>ときどきいろんな活動を見に行かせてもらっていましたが、今回は久しぶりの訪問です。
「花」「浜辺のうた」「こぎつね」など教科書に載っていた歌や「私の青い鳥」「太陽がくれた季節」など、昔懐かしい歌謡曲まで、講師の先生はたくさんの歌を用意してくれています。
大きな声で歌うのは気持ちがいい。音程をさぐりながら歌う人も、自信満々で歌う人も、みんなそれぞれ。
休憩時間には甘いコーヒーとお菓子でおしゃべりです。
「あんた、歌じょうずやのぉ」「ええ声やわ」と褒めてもらいました。
公民館での活動をみなさん本当に楽しんでいます。わっはっはーと笑いが絶えないのです。
ご近所を誘い合い、ご高齢の方たちが元気で楽しく過ごせるこんな活動を応援していきたいと思います。
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こんなお天気でみんな来てくれるかなあ、危ないから他の日にしようかなあ…と心配していましたが…
大坊会館の外は車を置く場所がなくなるくらい、そして中では履くスリッパがなくなるくらい、たくさんの人が集まってくれました。
後援会長の挨拶にも大きな拍手が送られました。彼女は小学校の時からずっと一緒の同級生です。
立候補に至った思い、これからやりたいことなどをお話しました。みなさんとても熱心に聞いて、そして温かい言葉をかけて下さいました。「がんばってよ」「応援しやるで」「体に気つけよしよ」って。本当にうれしかった。
家に帰ってから「あれ? 私、今日は疲れてたはずなのに。何か身も心もスッキリしてるなあ」と不思議な感じでした。
みなさんの温かさのおかげ。やっぱり地元はいいですね。
]]>田辺市議会議員選挙の告示日。
ようやく「私は立候補します」と言えるようになりました。
子どもたちが笑顔でいられるまち。安心して暮らせるまち。
誰もがささやかな幸せを感じられる社会をつくるため、自分にできることをやっていきたいと思っています。
選挙なんて初めて。わからないことばかりの中、たくさんの人に支えられてここまできました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
思いをかなえられるよう、健康に気をつけながら選挙戦に出発します。
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さっと取り出し、すぽっとかぶる。(これは晴れの日に試着だけしたときの写真ですが…)
上下に分かれたものはズボンが履きにくいのでかぶれるのが良いです。
脚が濡れないよう前身ごろは長く、背もたれの部分で生地がモタつかないよう後ろ身ごろは短くなっています。
座った姿勢での立体裁断により膝の間に雨水が溜まらないよう工夫され、反射テープがつき、etc.と車椅子での着用に適した機能がいろいろあるのです。
軽いし、蒸れないし快適です。色も鮮やかで気分も明るくなりますね。
こういうものが市販されているのは嬉しいこと。ユニバーサルデザインの考えが広がってきているのを感じます。
雨だって、車椅子だって、元気に外に出られますよ。
]]>1月の研究発表を私も見に行きました。近所の子どもたちがみかんについて調べたことを堂々と発表していました。
中学生は英語で発表。結構早いので、聞きとるのが大変でした。
どこの学校でもよく調べられ、おとなでさえ知らなかった地域のことを知る良い機会でしたし、またどうにかして伝統を残していきたいという気持ちになった人も多かったと思います。
発表会という形はいったん終わりということですが、記事にも書かれているように、何らかの形で活動は続けて欲しい。
ふるさとを知り、ふるさとを愛することは大切です。
人の前で発表することは子どもたちにとって大きな自信になりますし、外国の方に伝えられる喜びは英語学習のモチベーションアップにもなると思います。
]]>聞いてくれたのは全校児童と保護者のみなさん、先生方です。
低学年の子どもには1時間の話を聞くのは大変だと思います。
けれど、問いかけると口々に答えてくれたり、じーっと私の顔を見つめてくれたり、うなずいたり。こんな反応があるととてもうれしい。
この子たちがおとなになった時の未来が少しでも明るいものであるように。互いに思いやりの持てる社会であるように。
そんなことを思いながら、話しました。
「この表現でわかるかな?」「ちゃんと伝わってるかな?」
話すときはいつもそう考えます。伝えようという気持ちはとても大事。
それぞれの家で晩ご飯を囲む時、少しでも今日のことが話題にのぼってくれたら、もう最高にうれしいなぁ。
]]>第2号です。
もうすでに3号を製作中なのに…(^_^;)
やること多い〜、忙しいよ〜、などと言ってないで、ひとつひとつやっていくしかないのですね。(反省)
この号では、こんな田辺にしたいという思いを書き、出会った人から聞いた声を紹介しています。
]]>テーマは「プラス思考の生き方」です。
ひとりひとりのお客さまに対しどんな思いで接していけばいいのか、自分自身の気持ちの持ち方は…
など、たくさんのエピソードとともにお話しました。
“出会い”や“幸せのありよう”を見つめなおし、私にとってもこれからの自分を考えるいい時間でした。
第二部のキックオフパーティでは、美味しいものを食べたり飲んだり楽しく過ごしました。
そんな中、参加者の方から講演について「日頃なんとなく感じてたことを再認識できました」「明日からの仕事に活かして行きたい」などの声を聞くことができ、ほっとひと息。
さて、私もみなさんからいただいたパワーで今日もがんばります。
]]>おうちでできる簡単なごはん作りを通し、栄養や食の安全性のこと、心の成長のこと、家族だんらんのことなどを考える会です。
子ども連れの若いお母さん、お孫さんのいる女性たちとともにいろんな話をしました。
保育や教育に関わる仕事をされていた方もいて、朝ごはんを食べて来ない子ども、まともな食事は給食のみの子どもがいることなど現場での実情もお聞きしました。
安心安全なものを食べて子どもたちが健やかに育っていくのが、親の願い。けれど、さまざまな問題から現実にはそれが難しいことも多いです。
そんな中で子どもたちの食をどのように確保し守っていくか。社会全体として何をすべきか。
「小さなグループが草の根運動のようにしてできることもあるし、市や県、国レベルでできることもあるよね」
「子ども食堂が田辺でもできたね」
「子どもの貧困と学力の相関関係は…」
などなど…、おいしいものを食べながら話題がどんどん広がりました。
和気あいあいと、でも真剣に。
みなさん自分の立場でできることを考え、熱心に活動されてるなぁ〜、と感心しました。
楽しくまたとても勉強になり、よい時間でした。
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今日は庚申さんの餅まき準備でした。餅まきと言えば和歌山、和歌山と言えば餅まきですからねー。
蒸してついて丸めて並べて…役員と青年団の人たちとで、五斗つくのに3時間半以上。
肩も凝り、粉だらけになりました。
冷ましてから袋に入れていきます。鏡餅もきれいにできています。
田舎は行事が多いです。神事にまつわる行事、草刈り、親睦をはかるためのものなどなど…。
大変なこともありますが、楽しいことも多いもの。とくに若い人たちが楽しそうにやってくれているのは頼もしく嬉しいです。
地域の文化や伝統、自然を守っていくためにはみんなの協力が必要ですが、人が減り継続が難しいものも出てきます。少子高齢化が進む田舎では同じような問題を抱えているところが多いはず。
今まで続いてきたものを変えるのは勇気のいることですが、伝統を守るためには、何かを変える、省く、ということも今後は考えなければ…。「“守るために変える”んやなあ」と。つきたてのお餅入りのお味噌汁をいただきながら、そんな話もしました。
]]>細くて急な坂道、そして雨。車椅子では厳しい道のりでしたが、「行ってよかった」
演奏してくれたのは体感型フルート奏者の波戸崎操さん。ギターは蓮見昭夫さんです。
情感たっぷりで、フルートとともに全身で“演じている”という感じがしました。
ハンガリー舞曲や哀愁のカサブランカ、月の砂漠など誰もが知っている曲ばかりを演奏してくれたせいもあり、あっという間に、独特の世界に引き込まれました。
赤とんぼ、愛の賛歌などでは、感動して涙ぐんでしまった。
人の心をこんなふうに動かせるなんて、音楽の力は本当にすごい。
忙しい日々の中で、心洗われる時間でした。
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朗読グループ“さくらんぼ”さんによるものです。去年は行けませんでしたが、聴かせてもらうのは今回が2回め。
朗読を通して日本語を深く味わうことができる機会で、言葉の豊かさ、音の美しさなどを改めて感じました。
平日の昼間ですが、たくさんの人が来られていました。
自分があまり読まない分野の本でも耳で聴くと、ちょっと読んでみたいという気持ちになります。藤沢周平の小説など、「その続き、どうなるの?」ととても気になりました。
図書館でこういう催しがあるのは良いことです。朗読がきっかけで読書に興味を持つ人もいるでしょうし、図書館利用につながることもあるはずです。
たくさんの蔵書は人に読まれてこそ価値のあるもので、図書館は地域の文化的レベルを上げ、知恵を支える存在ですから。
それにしても3人とも本当に素敵な声。阿久悠詩集の中の「凛とした女の子におなりなさい」が、私は特に好きでした。
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