感謝はここにも…

カメさん完成カメさん
お散歩中カメの散歩
 ・さらさらした布団にくるまって、いつもより朝寝坊したこと。
 ・コレステロールの値が少し高いだけで異常なし、という人間ドックの結果を母がもらってきたこと。
 ・久しぶりに妹にも叔父にも会い、なんてことのない話をダラダラしたこと。
 ・子どもたちと図書館で本を選んだり、昨日作ったお散歩カメさんで遊んだりしたこと。
 ・例のかわいいネコちゃんの実物を見せてもらってだっこしたこと。
 ・イモムシがきれいなさなぎになったこと。
 ・『十五少年漂流記』を読んでやり、子どもたちがそのまま気持ちよさそうに眠ったこと。
 ・眠る前にお茶を飲みながら読書ができること。


 朝からの出来事を思い起こしてみると、なんとなくうれしい、ちょっとだけ幸せ、思わずにっこり、というようなことがたくさんあった。ありふれた一日っていいなあ。感謝することがいっぱい転がっているなあ。今日はなんだかそんなことを思ってしまう。

 お、こんなこと書いてるとバイクの音が少しずつ近づいてきた。夫が帰ってきたようだ。遅いね、今日も。ま、とりあえず大事な人が元気なのでやはりこれも感謝、のうちか。

お散歩カメさん

 さてさて今朝は忙しい。ババッと用事を済ませ、今から土曜教室モノ作りに出かける。本日は『お散歩カメさん』。乾電池やカップめんの空き容器を使って動くおもちゃを作る。どんなのができるか楽しみ。完成品はまたアップします。
 
 大物イモムシたちの動きが止まりだした。ものすごい食欲でバリバリ葉っぱを食べていたが、そろそろさなぎになる準備が始まったらしい。体が少しずつ縮んできている。こちらもまたどんなふうになるのか楽しみ。
 では、行ってきます。

申し訳ない??

車の手動アクセルブレーキ装置についているスイッチ(方向指示器)を一昨日、夫につけなおしてもらい、やっと運転が快適になった。安全のために欠かせないものなので、どこか一箇所でも壊れると怖い思いをする。とにかく、よかったよかった。

さて、このスイッチをメーカーに電話で注文したときのこと。
 担当の男性とのやりとりはこんなふうだった。

男「松上さま、申し訳ない。今手元に以前登録していただいたデータがないので、こちらからFAXでお送りする用紙に記入をお願いできますか、申し訳ない」
女「はい」
男「では、申し訳ない、FAX番号をおしえてください、申し訳ない」
女「電話番号と同じです」
男「あー、申し訳ない。そうでしたか、申し訳ない」

男「それで、車の種類を確認したいのですが、申し訳ない。ええ、そこの番号をですね、ちょっと読んでいただけますか、申し訳ない」
女「○○○-×××です。」
男「はい、ありがとうございます。申し訳ない」
男「次にですねー、申し訳ない。金額は部品代が○○円で、それに送料が要りまして、申し訳ない。全部で○○円になります、申し訳ない」
女「では、代引きで送ってください」
男「わかりました、申し訳ない。今日発送いたしますので、着くのは…申し訳ない。明日かあさってになります、申し訳ない」


 はーっ。なんだか疲れた、この会話に。
この人、たった数分のあいだにいったい何回“申し訳ない”って言うんだろ。つまりは全然申し訳ないとは思っていないわけで、実際申し訳ないことはしてないわけだし、そんなに何回も言わなくていいじゃないか。ただの口癖だとはわかっていても、なんとなく違和感があって、ほんとに疲れた。
 
 でも、心や思いのこもらない言葉を誰だって平気で使うこと、あるよね。私だって無意識のうちにやってしまう。
 でも、すべてがそんなふうだと、相手との会話が空っぽになってしまうような気がする。しゃべるたびに神経質になる必要はないけれど、気持ちのこもらない言葉を軽々しくは使わないようにしよう。空っぽの会話をしないように気をつけよう。
 などなど、と思ったのでした。

今日のわがやのみかん。強い日差しの中で力強く成長中。
みかん

 
 

サラダホールへ

 講演1講演2
 行ってきました、阪南市サラダホール。今日の講演はまだ寒い頃に依頼を受けていたので、やっとその日が来たか、という感じ。
 打ち合わせも準備も万端で、気持ちよく話ができたし、たくさんの人が熱心に耳を傾けてくれ、ほっと一息。
 それと、うれしいことに近くに住むお友だち、ゆきよちゃんも、わざわざ聞きに来てくれた。 子どもさんたちが学校から帰るまでの限られた時間だというのに、ほんとうにありがとう。
 たとえば岡山、たとえば大阪、滋賀など、講演に行った先で、こんなふうに今日のように、長らくご無沙汰だった友だちと会えるのはとてもうれしい。
 
 うれしい気持ちがいっぱいなので、家に帰るなり息子が麦茶を冷やしてたビンを落として割ったのだけれど、あまり怒る気分にもならない。床じゅう水浸しで、ガラスは飛び散り、いつもなら当然「こらーっ」なんだけどね。
 「気つけなあかんで」の一言のみ。
息子よ! 昨日じゃなく、割るのが今日でよかったね。
 

ねこちゃんたち

 ネコちゃんネコちゃん2
 
ご近所(娘の同級生のおうち)で、子ネコちゃんが生まれた。きれいなおうちのきれいなネコの子どもなので、生まれた子ネコちゃんたちも、どことなく上品な感じがする。学校のお友だちもかわるがわる見に行っているようだ。
 うちの子どもたちは「飼いたい、飼いたい」と言っているが、わがやにはムクちゃん、ハナちゃんという犬が2匹いるので、なかなか難しい。
 
 娘が子ネコちゃんの写真を撮ってきてくれた。ピンぼけだけれど、うーん、なかなかカワイイ。実物を見たら私も欲しくなってしまいそう。でも、やっぱりうちで飼うわけにはいかない。うーん。
 こうなったら、いつでも見られるよう、どこか知り合いか近所のおうちにもらわれていって欲しいなあ。それにしてもホントに小ちゃいね。猫

すっきり

 ショートに
 久しぶりに髪を切った。多分2ヶ月ぶりくらいだと思う。
気持ちいい、気持ちいい。ほんとにすっきりした。
ここしばらくはずーっとボブばかりだったので、ちょっと段を入れてもらって新鮮な気分。たったそれだけのことなんだけど、気持ちまで軽い。
 すっきりついでに部屋も少し片付け、ますますすっきり。
よし、明日はまじめに仕事をするぞー。(あさっての講演の準備。あさって27日に阪南市立文化センター、通称サラダホールに行きます)

ちゃんと季節は…

 いろんな用事やイベントに気をとられてぼんやりしていた。気がつかなかった。

 ここ何日か暑くて暑くて、夏はいつまで続くのだろう…などと思っていたが、車を走らせながらふと野に目をやると
「うわーっ、あっちにも、こっちにも」
ちゃんと彼岸花はお彼岸の時期に咲いていたのだ。
そして空にはアキアカネが群れをなして飛んでいた。
 
 私がどんなに忙しくバタバタしていようと、心をなくしていようと、逆に心豊かであろうと、それとは関係のないところでちゃんと季節は歩みを進めているのだなあ、ひそやかに、と思った。
 私は夏が大好きだけれど、「ああ、今年の夏もいっぱい遊んだ。くたくたになるほど遊んだ。楽しかった」そう思える頃、体が心地よい疲れに包まれている頃にちゃんと秋が巡ってきてくれるのは、あたりまえだけれどとてもうれしい。ずっと夏だと体がもたない。四季のある国に生まれてよかったなー、としみじみ思ってしまう。

 そういえばサンマもだんだん安くなってきた。おイモのケーキを焼こうか。クリの時期にはモンブランケーキも食べに行きたい。熱いコーヒーもおいしくなる。
 さて、そろそろ食欲の秋を楽しみましょか。
 

大きなかぶ

 大きなかぶ
 「聞いてー」
 息子が国語の教科書を持ってきて音読を始めた。音読は宿題として毎日出されている。少し前から「大きなかぶ」の単元に入った。ここで小学1年生は初めて“大きい”“犬”などの漢字を習うのである。

 もう何日も前になるが、読み始めて2回目くらいのときに息子が言った。
「おかあさん、この話、変なんや。エイちゃん、ものすごくおかしいと思うとこあるんやけど」
「何 ? どこ ?」
「読むから聞いといてよー」

<おじいさんが、かぶのたねをまきました。「あまいあまいかぶになれ。大きな大きなかぶになれ」あまいあまい、大きな大きなかぶになりました>

「ここやっ! な、大きいのは見たらわかるけど、あまいかどうかは食べてみなわからんやろ。食べたらまずいかもわからんのに…。食べてもないのに、なりましたって、なっ、おかしいやろ」
 うーん、なるほど。私もびっくり。
娘が1年生のときにも何度も聞かされたけれど、それは気づかなかった。
 「ほんまやな。そのとおりやな。“あまそうな” だったらわかるけどな。エイちゃん、すごいことに気ついたなあ。えらいで」
 「それにな…」
な、なぬ。まだ何かあるのか?
「ねことかねずみまで呼んできて引っ張って、えらい騒ぎしやるけど、おじいさん、初めっからシャベルで掘ったらええのにな」
 「たしかに。みんなに世話かけたな。でも最後はきっと料理してみんなでどっさり食べたんやろうから、ま、ええやんか。それにシャベルで掘るほうがいいってことにはおかあさんも気ついたで」
 
 みんなで力をあわせてひとつの仕事をやりおおせたということを、ここでは学ぶべきなのだろう。また、くりかえしの多いリズミカルな文章を楽しむというのも単元の目的のひとつだと思う。でも、いろんな見かたをしたり、細かいことに気づいたり(どうでもいいことのほうが多いのだけれど)、頭に描く物語の場面でそんなふうに寄り道してみるのは決して悪いことではないし、親子であれやこれやと話をするのも楽しいではないか。

 あれから何日も経った今、息子はもう“おかしい??”とは言わず、ひたすら元気に音読をしている。ずいぶん上手に読めるようになったよ。えらいよ。

打ち合わせ会議??


 今日は重要な打ち合わせ会議の日だった。
何の会議って??

 打ち合わせ1打ち合わせ2
 今年、公民館の土曜日対策事業としてわが小学校では「読み聞かせ教室」と「モノづくり教室」を隔週に開いている。「英会話教室」や「手話教室」などをやった年もある。
 そんな中、実施を公民館任せにするのではなく、地域での子育てについて考えて自主的に行動しようという趣旨で、有志のおかあさんたちでグループを作り、その活動を支えているのである。
 支えて、というより、発足2年目の今は私たちが中心となって講師の先生を呼び、お抹茶の会や工作や折り紙など楽しそうなことをいろいろ企画することが多い。 先月は冷やし手打ちうどんをみんなで作ったのだが、本当においしかった。
 そして今月は“あそび・工作しかけ人”の肩書きを持つ先生に来てもらって、動くおもちゃ『お散歩カメさん』を作る予定。
 じゃ、材料の準備はどうしようか、必要なお金は、終わったあとにみんなでちょっとお菓子とジュースでもいただこうか…などなどの相談のため、今日はママ友がわがやに集まった。
 これが重要会議なのである。打ち合わせとか、会議などと称する雑談の会を私たちはちょくちょく開いている。
 たいていは手作りお菓子を用意し(今日はできなかったゴメンポロリ)、お茶を飲み、とりとめない話をするのである。いっけんムダ話のようだけれど、こうやって回を重ねるうち、みんなでランチに行ったり、お茶を飲みに行ったり、どんどん親しさを増していく。
 
 地域での子育てにとって、こういう関係を築いていくことは大事だと私は思う。お互いに風通しがよくなり、意見を言いやすいし、子どもたちみんなを見渡して、いいこと悪いことを伝えあえる。
 会議の途中で、家に帰ってきた子どもたちは「ああ、またおばさんたちのおしゃべり会やってるぞ」てなもんだろうけれど、とりあえず、親どうしが仲良しっていうのはいいことなのである。
 そんなわけで、今後も“生け花”“クリスマスのリースリース作り”“七草粥作り”などが控えているので、私たちの重要会議も回数を増しながら続いていくのである。 

やったぞ、大物!

イモムシ
  「ああ、今年はあんまりつかまえられなかった。少なかった。寂しいなー」
秋の気配を感じながらそう思っていたところ、昨日、今日と立て続けに子どもたちが、私の大好きなイモムシをつかまえてきてくれた。
 
 「おかあさん、大物やで」
 「でっかいの、2匹も」(今日、新たに2匹加わり、全部で4匹)
でかしたぞ、ふたりとも。
 
 おそらく2匹のうちのどちらかはシモフリスズメだろう。もう1匹も多分、スズメガの仲間のはずだ。が、今日とってきた小ぶりのやつは何ガになるのだろう。ああ、楽しみ楽しみ。
 ガや蝶の幼虫を嫌いな人も多いと思うが、私はこれを飼うのが好きで、毛虫でなければ手で触っても平気だ。
 イモムシは食べる葉さえおおよそわかれば飼いやすい。フンだって、食べた葉っぱがギュギュッと圧縮されているだけなのだから(フンがコロッと出てくる瞬間はとてもユーモラス)、別に汚くもない。飼育ケースに紙を敷いておき、しおれた葉やフンはそれごと取り替えてやればいい。
 
 イモムシ飼育の楽しさは変化がはっきりとわかるということだ。もそもそ動く姿がサナギになり、やがて成虫(ガや蝶)になって飛び立っていく。羽化の瞬間を見られたときや、最後に飼育ケースをあけ「元気でなー、がんばれよー」と見送るときは感慨もひとしお。そういう成長の様子を見届けられるのがとてもいい。
 今になりやってきてくれた、イモムシくんたち。大事に育てよう。
  お好きなのはナスの葉らしい。