大晦日に思う

 今年も人との出会いや別れ、再会などを繰り返した1年だった。
大きく変わったことはないけれど、確実に私は歳をとり、子どもは成長して、何かが少しずつ変わってはいる。
 あたりまえの暮らしの中にある大切なものを見落とさないようにしよう。

 さて、2007年の大晦日。私は今年も年越しそばを食べながら、だらだらとテレビを見る。
 お正月は久しぶりの友人の顔を見て、それから、食べたり、飲んだり、また食べたり、飲んだり…
 めいっぱいだらだらしてから、またキリリと引き締めて大事な毎日に向かい合いたいと思う。
 みなさん、よいお年を。
 

田舎でもちつき

蒸して丸めて
 おばあちゃん(夫の母)の里である秋津川に、毎年恒例のおもちつきに出かけた。そこのおばあさんは85歳だが、いつ見てもシャンシャンと元気に動いている。つくのは機械でやってしまうがあとはすべて手作業。
 できたてのあんこ餅やさとう餅、おいしかったー。
 お餅をついたあとは、こんにゃく芋でこんにゃくを作った。

 大根ひき薪割り
 子どもたちはその間に畑で大根を引いてきたり、山に登って木の実をとったり。薪割りもだんだん上手になってきた。
 お正月用の南天や松、柚子のほか、月桂樹の葉などいろんなものをもらい、お餅にこんにゃくを積み、帰りの車は荷物でいっぱい。楽しい一日だった。

 ずーっと火のそばにいたので、私、今、燻製みたいな匂いがしてるよ。
 
 
 

おいしそうな干物

干物
 夕方、おいしそうな干物をいただいた。いつもお世話になっているI先生(小学校の元校長先生)に、このあいだうちのみかんといただきものの大根、白菜を届けたら、そのお礼だと言われて。
 なんだか申し訳ないなあ。しかも忙しくされてるのにわざわざ届けてくださって。でもでも、どれもおいしそう。
 あじに、サンマの丸干し、みりん干し、カマスにジャコ。遠慮なくいただきます。

 I先生はもともとおしゃべり大好きなおばちゃんなので、今日も短い時間にいっぱい話をしてくれた。先生はまたホームベーカリーを上手に使いこなしている人でもあり、おいしいゴマ入りパンの作り方、パウンドケーキを焦がさず、ふっくら焼く方法、ヨモギ餅の作り方なども教えてくれた。参考になりました。
 晩ご飯はもうできあがっていたので、おサカナ、明日楽しみにいただきます。ありがとうございました。

贈り物は…

 大工さん
 静かな午後だ。今日は子どもたち、サンタさんからもらった贈り物で遊んでいる。
息子は“小さな大工さん”という木のおもちゃ。コルクのボードに色や形がさまざまの木片を釘で打ち付けていく。とんかちのトントンという音も、打っていくときの感触もとてもいい。
 息子は乗り物や家や恐竜などいろいろなものを形づくっていくが、私はやらせてもらっても全然センスがない。
 「それ、何のつもり?」「変なの」などと言われてしまっている。悲しい

機織り機織り2
 娘がもらったのは機織りのおもちゃ。
 最初はやり方がわからず、「サンタさんえらいもんくれたなー」と親子で困っていたけれど、ようやくちょっとコツをつかんできた。“織る”ことの仕組みがわかって、これもいい。
 「長く編んでポポちゃん(お人形)のマフラーにしよう」とがんばっている。すごいねー。ちょっとの間にこんなに織れたよー。
 私も一緒にやらせてもらって「うん、これは楽しい」ラブラブ
複雑な模様に挑戦するのはまだ先ですが…

大根を切る

 大根
 今年も大根をどっさり切る時期がやってきた。結構大胆に大きめに、とにかくいっぱい切って干す。
 去年はスーパーで、大根6本入り198円。なんていうのが売られていた。今日は家の畑の大根だったけれど、また安くなったら買いに行こう。(でも、あまり安いと作っている人に申し訳ない気もする)
 
 冬の乾燥した風と日に当てて作った切干大根を保存して1年中食べる。うちはみんなこれが好き。干すとかさが減ってたくさん食べられるし、味はしみやすいし、おいしいし、栄養価も上がるのだとか。
 いいことづくめの干し野菜。いつも大根ばかりだけれど、今年はほかの野菜でも試してみたいなー。 

終わったー

  ようやくのみかん発送が終わり、ほっと一息。あとは家を片付けてお正月の鏡もちかどまつ準備をして…
 でも、ずーっと手をつけていない原稿にも向かわないと。
 やはり、まだまだやることはあるなあ。

 とりあえず、みかんの収穫、出荷でお手伝いしてくれたみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。おはな

おめでとう

 紗代の絵
 
 前に表彰してもらった娘の絵が田辺に戻ってきて、今、白浜空港1階のスカイルームに展示されているというので見に行ってきた。12月22日から1月6日まで飾られているそう。
 
 小学校高学年の部の田辺海上保安部長賞(最優秀賞)だとかで、1週間前に海上保安庁の人が学校に来られて校長室で賞状を受け取ったのだ。
 事前に表彰されることを聞いていたので、「よし、その日はかわいい服を着せてあげるからな」と私ははりきって言っていたのに、忙しさのあまりついその日を忘れていて、「あんまり汚れてないから今日は昨日着たフリースでそのまま行ったらいいわ」とボロッとしたフリースとつぎあてのあるジーパンをはかせた日に海上保安庁が来てしまった。
 筒に入った立派な賞状を持ち帰ったのを見て、「しまった。今日だったぁ」と声をあげたが、もうあとの祭り。

 そんな失敗もあったけど、昨日絵を見に行き、その前で満足そうに笑う娘の顔を見たら「ま、いいか」と思えてきた。
 自分の大好きなことで、人から評価されるのはうれしいことだね。
 紗代、おめでとう。
 

ゆうべのドリカム

 心が痛くて涙が止まらなかった。
Mステーションでの吉田美和。夫を亡くしてから初めて公の場で歌ったその歌声は、やはりいつもと違っていた。
 歌詞のひとこと、ひとことに思いが込められ、切なく、壊れそうなのに、でも強く。
「歌ってくれてありがとう。でももう十分。もういいよ」と、そう思いながらずっと見ていた。
 気づくと私の顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃ。膝の上にはティッシュの山。
こんな歌は聴いたことがない。見ていて辛いけれど、でも同時に、やはり彼女は表現する人なのだとも思った。
 もっと時間をかけて、また心を揺さぶるような歌を歌って欲しい。今は…いい。
 

やっと治った

 車椅子生活19年で初めて褥瘡(じょくそう)というものができてしまった。いわゆる床ずれ。
 初めは小さな擦り傷だったのに…。おしりの骨のあたりの皮膚を擦りむいて血が出てた。普通ならほうっておけばすぐに治るのだけど、皮膚感覚がなく、血行も悪いので、私のような脊髄損傷の者はちょっとした傷でも褥瘡の危険がある。
 
 車椅子仲間の中には褥瘡でたびたびで手術をしたり、入院を繰り返している人もいる。
「私は大丈夫」なんて思っていたけれど、そんなことはないよね。(当たり前)
 幸いレベルは1ということで一番軽い状態だったので、手術もせず、キズパワーパッドを貼るだけで、完治した。
 でも、そもそも傷のできた原因はカヌーで漕ぎっぱなしだったことなんだよねー。カヌーツーリングに出かけたのは9月の9日。治るのにまるまる3ヶ月以上かかったことになる。長かった。
 あー、もう懲りました、懲りました。
今度からは気をつけよう!と、たっぷり反省した。

サンタさん

 サンタさん
 子どもたちが学校で折り紙のかわいいサンタさんをもらってきた。ブーツブーツもかわいい!
学校と交流のある年配の女性からの贈り物だと思う。いつも素敵な折り紙作品をくださるから。(以前もらったウルトラマンもすごくよかった)
 四季の折々、こんなふうに学校の子どもたちのことを思っていてくださるのが、とてもありがたい。

 さて、私のほうはこのサンタさんを見て「そうだー、もうすぐクリスマスツリーなんだー」と少々焦り気味。まだ何の用意もしていない。いかん、いかん。
 プレゼントを楽しみにしている子どもたちのために、早く何とかしなければ…
母は忙しいです。汗