『寄り道』

 一昨日、夫と一緒に宮沢和史のギター弾き語りによるコンサート『寄り道』に行ってきた。
 古い曲からできたてホヤホヤの曲まで。2時間じっくり聴かせてくれた。
 説得力のある声!! 歌を歌っても、詩を朗読しても、そしてトークをしても、言葉が胸の奥まで沁みてくる。
  寄り道
 
 歌声で、人の心を揺さぶる人。選び抜いた言葉で人を感動させられる人。すべてに真面目さや誠意を感じた。
 “神様の宝石でできた…”とともに口ずさんでいるうちに涙が出てきてしまった。

  帰りに詩集を購入。付属のCDRには詩集に掲載されてる写真などが収められていて、スライドショーで見ることができる。
 詩集をめくり朗読していると、じんわりと感動が蘇ってくる。とてもいいコンサートだった。
 

富田中学校へ

 富田中 1
 
 白浜の富田(とんだ)中学校にて講演。この学校での講演は確かもう3回めだと思う。
 玄関や廊下ですれ違う生徒さんはみんな「こんにちはー」と気持ちよくあいさつしてくれ、いい印象。前回もその前も、こんな感じだった。
 いつも歓迎していただき、ありがとう。

 富田中 2
 
 福祉講演会。1時間の中で伝えられることは限られている。
 誰かにとっては午後のお昼寝タイムになっていたかも知れないし、誰かにとっては心に何かが残る時間だったかも知れない。
 受け止め方はどうであっても、私はちゃんと誠意を持って話す。今目の前にいる人と、今ここにいる自分を大切にするために。

 みんなでピース
 
 さてさて帰り際、元気な中学生たち!と、それ以上に元気な先生たち!と一緒に記念撮影をした。みんなかわいく写ってるよー。
 懐かしい友人との出会いもあり、(同級生がここで先生してる!!)いい時間を過ごさせてもらった。みなさん、またねー。

秋篠の森でランチ

 なず菜
 数日前に女ばかり5人で奈良、秋篠の森の「食の円居 なず菜」へ行ってきた。予約制で、大和のお野菜をたっぷりと使ったお食事が楽しめるところだ。
 ここ、秋篠の森を訪ねるのは2回め。去年の9月には一泊したが、今回は日帰りの小さな旅。久しぶりに来ると隣接している「雑貨 月草」が広くなっていた。

 焼き茄子のスープ海老芋
 
 この日のお料理の一番最初は焼き茄子の温かいスープ。お茄子のスープなんて意外だったが、なんともまろやか。エビと銀杏を海老芋で包んだあんかけのお料理は優しい味だった。
 きしめんパスタジュレ
 
 いかと大和まなのきしめんパスタも、おかわりしたいようなおいしさだし(きしめんとクリームソースってよく合う)、季節の野菜のジュレがとてもいい。酢がきいているのに、ツンとこない、やわらかな味。コースの途中でこんなふうに酢の物とか、梨のシャーベットとか、口直しのさっぱりしたものが出て、めりはりがきいているし、天ぷらは一品、一品揚げたてをそれぞれのお皿に運んできてくれるというのもうれしい。

 窓辺瓶
 
 私たちと同じく女性どうしのグループがほとんど。みなさん時間をかけてゆっくりゆったり、軽くワインやビールもいただきながら、お昼を楽しんでいた。
 お料理も器も素敵で、お店の雰囲気も素晴らしい。奈良に行くならぜひ訪れてほしい場所です。

熱譫妄(ねつせんもう)

 水曜日の夜、前日から熱が出ていた息子の具合が急におかしくなった。38度台の熱なんて子どもにはよくあることなので、たいして心配もせず「寝てたら治るわ」と思っていた。
 ところがどうも熱が下がりきらず、38度8分くらいのとき、ベッドで息子がわけのわからないことを言い始めた。
 意味不明なことをしゃべり、歌を歌ったかと思うとガバッと起き上がって、また何かをしゃべる。どこを見ているのかわからないようなおかしな目つき。時々手や顔がびくんとなる。
 びっくりした。痙攣? ひきつけ? 脳がおかしくなった?
 あわてて119番に電話。様子を説明すると救急で受け入れてくれる病院を教えてくれ、そこに電話をして自分の車で連れていくことにした。
 夫とふたり、息子を連れ、夜間の救急入口へ。けれど病院に向かう間に症状は落ち着いてきて、自分で歩いて病院に入っていった。
 「こんなときくらい抱っこしてやってよ」と怒る私だが、夫は冷静に息子の様子を見ていて「これぐらいなら大丈夫」と言う。 

 順番がきて診察を受けると「おそらく熱譫妄(ねつせんもう)ですね」との言葉。
熱せん妄????? 初めて聞く言葉だった。 
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アーモンドクッキー

 昼間の暑さには驚くばかりだけれど、季節は秋。おやつもプルルンのものではなく、しっとり、こっくりしたものが食べたくなる。
 アーモンドクッキー

 昨日教えてもらって焼いたアーモンドクッキーがとてもおいしかった。
 コーヒーによく合う。
 子どもたちも「おいしいっ」と勢いよく食べる、食べる。すぐになくなりそうで、私もつい勢いよく食べてしまった。
 で、結果、今日はおやつ食べすぎ…。反省の一日だった。
 

 でも、「また作ってな」のリクエストを聞くと、うれしいデス。
 

歯を抜く

 ぐらぐらしていた歯を抜くため、息子を歯医者に連れて行った。生えかわるには少し早いそうだが、レントゲンで確認したところ、もう根がほとんどなかったので抜くことになった。しかも2本も。もちろんその下には大人の歯が控えている。

 歯

 撮ってもらったレントゲンを見て、驚いた。当り前のことなのに驚いた。
下には4本、上も4、5本。見えないのにちゃーんと次の歯が出番を待ってるのだ。私の歯のレントゲン写真とは全然違う。
 息子も自分の写真をじーっと眺め、「これ全部予備やろ」と言っている。


 「そう。でも予備は一個しかないからな、次に生えてきた歯は大事にせなあかんで」
 そんなふうに言いながら、自分にはもう予備がまったくないことを思い知る。

 治療のあいだ、レントゲン写真から目が離せなかった。成長の芽をはっきりと見せられ、ああ、これが若いってことなんだ、と実感した。

 息子は抜いた歯をプラスチックの歯の形ケースに入れてもらい、大事に持って帰った。

鍋ツーリング

 護摩山スカイタワー
 
 今年も護摩山への鍋ツーリングに参加。休憩に寄った護摩山スカイタワーからの眺めは素晴らしかったけれど、風があって結構寒かった。
 しかし、現場に到着するとすでに手打ちうどん作りの準備がされ、白菜、きのこ、あげ、しょうがなどのチームに分かれて作業しているうちに、どんどん暑くなってきた。

   ごぼうチーム

 みんな手つきも良くて、ごぼうのささがきなんか、あっという間にできあがっていた。年を重ねるごとに、うどんのでき具合も、鍋の味もよくなっている。今日のもとってもおいしかったー。
 うどんチーム
 
 うどんはパスタマシーンを使うので、簡単に均一な麺ができる。子どもたちはこのマシンをまわすのが楽しい!!

おいしい
息子は自分用として、こねたのをマシンにかけず、丸いままに作って食べてたけど、あれっておいしいのかなあ。

 優勝チーム

 午後のゲームでは息子たちのチームが優勝!!4人はそれぞれの賞品をもらい、にっこり。一位の人は“ちょい乗り”バイクをいただいて帰りました。

 青空の下、いっぱい笑い、いっぱい食べて、楽しい一日だった。

万華鏡作り

  朝ののびのび教室で、万華鏡を作った。
見えるかな
  2、3年前にも一度作ったことがあるが、今回のはまた違うパターンのキューブ型。透明なビー玉と鏡をセットして、箱のふたをしたらあとは自由に色を塗ったり、絵を描いたり、そして色紙、千代紙を貼ったりする。
 絵を描いて
  
 気をつけるのは、セットする向きを間違えないこと、鏡がビー玉の上にちゃんとのるように置くこと、など。
 千代紙貼って
  
 小さな子どももできるようにと講師の鹿毛先生が最初の部分を作ってくださっていたので、時間内にみんなきれいな万華鏡を仕上げることができた。
 先生が持ってきていた“本物”の万華鏡を見せてもらってり、自分たちが作ったのをのぞいたり…
 あちこちで、「わー、きれい」という声が聞こえた。
 

 万華鏡の世界は奥が深い!!と先生はおっしゃっていた。オイルを使ったものとか、光をあてるものとか、世界の万華鏡展などに行くとおもしろいものが見られるそう。万華鏡博物館みたいなのがあればぜひ行ってみたい。

はぶ茶

 朝晩は寒いと感じることも多くなってきた。
昼間は冷たい麦茶を飲みたいけれど、夜には暖かい飲み物が欲しくなる季節。
 はぶ茶
 今、庭には、はぶ茶を干している。
たっぷり日に当て、さやから茶色い実が出てくる。これを炒ってお茶にする。

 去年も、その前も、こんなふうにした。こうやって毎年同じことを繰り返すんだなあ。そして、おいしいお饅頭と一緒にお茶をすするんだ。
 
 
 平凡で、変化がないけれど、こういうことって大事なような気がする。
 

久しぶりの講演

 今日は、久しぶりに講演に出かける。
行き先は近くの衣笠中学校。確かここへは2、3年前に来ている。
さらに、この中学校にやってくる子のほとんどが会津小学校と三栖小学校というふたつの小学校出身なのだが、これらふたつの小学校へも3、4年前に何度か行っている。

 つまり、5年生か6年生で、一度私の話を聞いている子が大勢いるということだ。
同じような話はしたくないと思った。
 3年分、確実に成長した子どもたち。彼らは今、受験に向かってがんばっているところ。大げさかも知れないがきっと初めて人生の岐路に立っているところなのだ。
 そんな子どもたちに、私なりのメッセージを贈りたいと思って、今日はお話してきた。ひょっとして『福祉学習』というテーマからは少しはずれたかも知れないけれど。(内容は、バリアフリーが半分、生き方が半分という感じ)
 “車椅子の方から見て…”という枠では伝えきれないことが多いので、どうしても私の話はそんなふうになってしまう。

 さて、子どもたちはどんなふうに感じてくれたかな?

 これから講演シーズンが始まる。たくさんの人に出会えるのが楽しみだ。