二度おいしい

バナナをのせて
 昨日作ったケーキ。
 ココア生地のスポンジに溶かしチョコと生クリームをまぜたクリームを塗り、キャラメルでサッと煮たバナナをはさんだもの。
 これだけ聞くと、いや、作りながら見てても「甘そー」と思ったのだが、意外にもあっさりでおいしかった。
 ショコラバナンヌ

 できたてで、まだほわっとした感じのをすぐにガツガツと食べてしまう。
それはそれでおいしいけれど、残ったのを冷蔵庫で冷やしておいて今日食べたら、また違うおいしさだった。
 クリームが生地になじんでしっとりしてて、ちょっと冷たくて。

 娘は「今日のほうがおいしいっ」と言っていた。
 
 おいしいを二度味わえるケーキ。お得かも。

お食事会

 地元婦人会、1年間の活動のお疲れさまの意味を込めたお食事会があった。
 食事会2食事会1 
 出てくるお料理はどれもきれいでなかなか家では作れないようなものばかり。しゃべっては飲み、飲んではしゃべり…ということで、にぎやかに時間を過ごした。
 メンバーは30代から50代の女性ばかり。そりゃーしゃべりだしたら止まりません。
 
 ゆうべのお風呂で娘に「婦人会って何するん?」と聞かれ「会館のそうじとか、地域の行事に参加したりとか、いろいろ」と答えたものの「集まって食べたりしゃべったりするだけと違うん?」と言われ、やや返事に困ってしまった。

 それでもご近所のみんなと仲良くできるのはうれしいこと。たくさんお世話になりますが、次の年度もよろしくお願いします。
 ちなみに次は私が副会長となっている。がんばります。

 はーっ、しかしお腹いっぱい。奥さまたちにはちょっとボリュームのありすぎるお料理だったかな。

咲楽小学校へ

 龍神の咲楽小学校での人権教育講演会。さくら小学校、と読む。
木の香りたっぷりの素敵な講堂。写真撮らせてもらお、とカメラを出すと…
ガガーン!!!
液晶の画面が壊れてるー。なんで? いついつ? 土曜日に使ったときは何ともなかった。落としたりぶつけたりした記憶もないのだけど。でもきっと知らないうちに何かをやってしまったのだろう。買って1年も経ってないのでかなりショック。がっくり…

 それはさておき、全校児童52名の小さな学校で、1年生から6年生までそして保護者の方や先生方が熱心に話を聞いてくれた。
 自然にかこまれた明るい校舎。まわりに漂うのどかな雰囲気。子どもたちはきっといろんなことをゆったりと学べるだろうな。
 ペーパーナイフ
  
 
 帰りに、以前子どもたちが作ったというペーパーナイフをおみやげにいただいた。
 削って磨いて仕上げた作品。とてもきれいで、うれしくなった。
 ありがとうございました。

田二小学校へ

 昨日は母校である田辺第二小学校での講演。ゲストティーチャーとして4年生の子どもたちを前にバリアフリーについてお話する。
 
 校舎は私がいた頃と変わっていない。変わったのは子どもの数。当時は一学年に300人前後いたのだ。休み時間には遊んでいる子どもが屋上にも校庭にもぎっしりいたのを覚えている。
 田二小へ
 
 あ、この講堂だけは新しくなっているんだ。今は体育館と言うのかな。昔の講堂は当時すでにボロッとしていて、トイレにはオバケが出るとか、壁には女の人の姿をしたシミがあって、夜には動きだすだとかのウワサが飛び交っていた。
 私はトイレ掃除の当番ですごく怖かった。
 
 
 小学生の自分が眺めた景色がここにはあるので、今来て見ると何もかもが小さく見える。
 玄関からローカの突き当りまでってこんなに短かったんだ。幅もこんなに狭かったんだ。学校に来るまでの町並みだって全部小さかった。

 懐かしい思いを抱きながらの1時間だった。
 みんなしっかり聞いてくれましたよ。
 

上芳養中学校へ

 今日の講演先は上芳養(かみはや)中学校。うちから近いので親しみのあるところだ。
私が中学生だった頃に教わった先生もここにおられるし、私の同級生も保護者としてここにいる。

 小学生を見てもそうは思わないのに、制服姿の中学生や高校生を見ると「私もついこの間までこんなだったのに」と思ってしまう。(あつかましい!!)
 つまり、中学生というのは子ども子どもした世界からは一線を画した世界にいるということだ。

 上芳養中学校

 そんな彼らに生きる意味、生き方をテーマにした話を、という依頼。あまりに大きなテーマではあるけれど、自分なりにありのままの思いを伝えさせてもらった。
 こういう講演では、伝えると同時に自分の歩んできた道を振り返ったり、今の自分の思いを確認したりすることができる。
 私はどんな人に出会って何をしてきたのか、私にとって大事なものは何か、どういう生き方を望んでいるのかなど…。
 心の中で決めた今日の講演のタイトルは『未来を生きるあなたへ』というものだったが、未来を生きる自分自身にもあてた言葉がたくさんあったような気がする。

 みなさん、静かに熱心に聞いてくれてありがとう。
 

マスクがあれば

 いつの頃からマスク姿の人がこんなにも多くなったのだろう。花粉症や風邪の予防などのため、最近は病院などはもちろんのこと、スーパーでもどこでもごく普通にマスクをした人を見かける。
 それがこの季節の、街の当り前の風景になってしまった。

 私もそのひとりで特にインフルエンザが流行り出した頃からは、人ごみに出かけるときよく使っている。うがいも手洗いもきちんとする。おかげで風邪とはとんと縁がない。

 マスク

 マスクをしていると、気分的にもうそれだけで「マスクがあれば大丈夫。私には絶対インフルエンザなんてうつらない」と思えてしまう。安心のためのもの、お守りみたいなものかも知れない。

 さらにマスクをしているときは化粧をさぼっても目立たないので、それもズボラな私にはいい。
 
 昔と違ってマスクは今使い捨てがほとんどである。私のは平らなのだが、お化粧をしていても口紅などがつかないように立体的な作りのマスクもある。子ども用にかわいいデザインや色つきのもある。
 すっかり市民権を得たマスク。
 
 でもでも、誰かとおしゃべりするときはやっぱりないほうがいい。どうしても人との間に距離を作ってしまうものなので。
 早くみんなマスクをはずしてスツキリしたいですねえ。マスクの季節、終わってほしいです。
 (あ、でも花粉症の季節ってまだまだ長いのかー。)
 

もう満開

 近くの梅の花がもう満開。出かけるときは車の窓を開け、いい香りを楽しみながら通る。つまり毎日がお花見というわけ。
 梅満開
 
 梅の枝には小さくてかわいいメジロが群れをなしている。枝から枝へ忙しく飛び回り、チュチュチュチュとにぎやか。みんなでおしゃべりしているみたい。
 
 かわいい姿をカメラに収めようとするのだけれど、車を止めて用意し始めると一斉に別の木に移って行ってしまう。うーん、残念。もっと近くに来てくれないかなー。
 今度、夫に頼んでみよう。
 
 彼は鳥の鳴き真似がすごく上手で、「あ、かわいい小鳥がすぐ近くにいる」と思って声のする方をあわてて見たら、口をとんがらせた夫がいる…なんてことがしばしば。
 あの声できっと仲間を呼び寄せてくれるだろう。

 ともあれ…、今日も穏やかに春は進行中。

読書講演会

 となり町の図書館主催の読書講演会に行ってきた。講師は『ゲド戦記』の翻訳者、清水眞砂子さん。
  児童文学の魅力について触れながら、私たちの日々の暮らしに直接関わってくるようなエピソードをたくさん話してくださった。

 生きていく中で、苦しい時、悩む時、もうどうにもならないと思った時、本の世界を知っていれば助けになり得ることがあるということ。
 子どもたちの様子からおとなの私たちが反省すべきこと。

 表面だけでなく深みのある人間関係についてじっくりと考えるきっかけとなった。

 ほかにも心に残る言葉がたくさん。
「学ぶことは、正解のストライクゾーンを広げること」そう、答えはひとつじゃない。
「前よりも劣った仕事はしない」厳しいプロ意識。見習いたい。

 とても上品な話し方で、声もきれいで、言葉のひとつひとつがスーッと心に入ってきた。

 2時間の講演が短く感じられるほど充実した内容で、誘ってくれた方に感謝、感謝!!
 講演の中で紹介されていた本もぜひ読んでみようと思う。
 

甘ーいポンカン

 ポンカン収穫

 ただいま、うちではポンカンの収穫、出荷の真っ最中。というわけで私も日々、忙しくバタバタしている。
 箱詰めしているときに、ちょこちょこ味見をするのだけど、ほんとに甘い。香りも良くて、これを食べると「あー、もう春だなあ」と実感して幸せな気持ちになる。
 
「もしもし、まつうえ農園さん?」
 こんなふうにかかってくる電話で、いつもの馴染みのお客さまとお話するのも楽しみ。
近況を教えてくれたり、すごく甘いねーと着くなり感想を言ってきてくれたり…。
  
 ポンカン
 

 うちでも子どもたちはおやつや食後のデザートにとバクバク食べている。
 結構なことだけど、タネやむいた皮を散らかすのだけは注意しないと、ね。
 どうにもお行儀のよくない二人です。
 

広小学校

 昨日、広川町の広小学校に行った。
 授業参観のあとの講演会。保護者の方、先生方、そして4、5、6年生の子どもたち。
車椅子生活で感じることや、今までの経験から、みんなが幸せになれる社会とは…というような内容の話をさせていただいた。
 広小学校

 目の前に座った子どもたちは約1時間の講演を静かに聞いてくれた。とても落ち着いているなー、という印象を受けた。
 もちろんいつもいつもおとなしいわけじゃないことはわかっているけれど、人の話を集中して聞けるということは大事なことで、何かをするときの基本的な力となる。
 
 真剣に聞いてくれる人たちのために、私も“丁寧に伝える”ということを大事にしたいと改めて思った。
 今日もみなさんから元気をもらいました。
 
 先生方、帰り際、みなさん表までお見送りに出てくださってありがとうございました。あったかい気持ちでぶんぶんドライブしながら帰りましたよー。(歌なんか歌いながら)