秘密って

用事で忙しいときに限って本を読みたくなり、読みだすととまらなくなる。
そして寝不足。
いけないなーと思ってはいても秋の夜長はそんなことの繰り返しです。

またも東野さんの作品を読んでしまいました。『秘密』です。

 秘密

奥さんと娘さんの乗ったバスが転落。奥さんが亡くなったあと、意識を取り戻した
娘さんの体に宿っていたのは死んでしまったはずの奥さんの魂で…
混乱する平介と藻奈美ちゃん(体は11歳なのに心は36歳の直子さん)との
誰にも言えない奇妙な生活が始まる。

こんなお話ですが、
最初は「えっ、すごい設定。ありえない」と思ってしまいました。
けれど、二人(うーん、いや三人か)の生活の描写が丁寧で、日常的で、
優しい。読み進むうちに、不自然な話ではないような気がしてきてしまうのです。

ラストで直子さんの選んだ道がせつなくて泣けてきます。
そうか、秘密ってそういうことだったのかと思うのです。

事故の加害者、被害者、それぞれの辛さや生き様を描きながら、救いの光も
感じさせてくれる内容。
 
『さまよう刃』とはまったく趣の違う、でも同じくググッと惹きつけられるお話でした。

ほっとタイム

 昨夜は市内、上秋津にて講演会でした。
平日の夜だというのにたくさんの方が集まってくれ、熱心に話を
聞いてくれました。

温かな雰囲気の中で話すのは心がほぐれ、楽しい時間です。
みなさん、ありがとうございました。

今日は仕事もひとくぎりついたので、クッキーをいただきながら
ほっとひと息、ひとりでコーヒーを飲みました。

   クッキー

ひゃーっ、いっぱい種類があるよー、どれ食べよう?
などと考えながら…
こんな時間。あー、幸せ!!と思います。

明日は子どもたち、楽しみにしてた遠足です。
早起きしてお弁当を作るので、そろそろ寝ます。

記念の盾

 夏休みに大変な思いをして仕上げた工作“ほねザウルス”。
8月の25日にご紹介したものですが、これが『わたしたちのくふう展』に出され、
賞状をもらうことができました。

 盾
それになんと記念の盾までくれるのです。
もちろん息子は大喜び。

ちょうど洗濯物を取り込んでいたら、坂の下の道から大声で
「おかあさーん、盾もらったー。すごいでー」
と叫ぶのが聞こえました。
ランドセル背負った息子は、そのまま大急ぎで坂を上がってきました。

本当にこんなのもらうと「すごいっ」て感じがします。
うれしいので記念撮影しました。

半分以上は私の力ですからねー、もちろん私もうれしいですよ。

来年もまたがんばろうね。

うれしいこと

 体調を崩してたお友だちから退院の知らせが入りました。
今日いちばんうれしかったことです。

何もかもがすぐに元どおりになることはないと思いますが、
でも、うれしい。とりあえずホッ。
  ハート

このあいだ見つけたハート型のぶどうの実。
なんとなく、これもうれしい。

あ、今日はもうひとつうれしいことがありました。
宝くじで1000円当たったのでした。
うれしいですよねー。

 

正義とは

 東野圭吾さんの作品を初めて読みました。
『さまよう刃』です。昨夜から今日にかけて一気に読んでしまいました。
  さまよう刃
前半はあまりの凄惨さに鼓動が速くなり、息が苦しく、どうしようもないほどに辛くなりました。
愛する人を理不尽に奪われたとき、人はどうすればいいのか。
現在の少年法の在り方に疑問を投げかけながら、人間ドラマがあり、
スピード感、展開とも素晴らしくて、読むのをやめられない作品でした。

おそらく私も含め読者のほとんどは長峰の復讐を応援してしまったと思います。
必ず訪れる悲しい結末を予想しながら
「お願い、思いを遂げさせてあげて」と祈りながら読んだのではないでしょうか。

帯に書かれていた
“誰が裁くのか、誰を守るのか”
という言葉が、まさに読む者の気持ちにピタリと当てはまります。
読後もずっと自分に問いかけ続けてしまうのです。
正義とはいったい何なのだろう…。

重いし、辛い。けれど、考えることの多い本でした。

東野さんの作品、ほかのも読んでみたいと思います。

結び絵

 このあいだののびのび教室では、
市内在住の 結び絵作家 大野 塁さん に来ていただきました。

結び絵って何?
見ると、つまりは『切り絵』なのですが、絵と文字から成っています。
そしてすべてがつながっているのです。
  作品1   作品2

「ありがとう」のそれぞれの文字から始まる温かな言葉。
これを大切な誰かに贈るのですね。

それぞれの名前にちなんだ文字を入れた言葉なら世界にひとつ、
その人のためだけに作られた作品となります。
結婚や出産のお祝いにもいいでしょうね。


この日子どもたちは
両親からもらった自分の名前を切っていきました。
カッターの持ち方や紙の動かし方、ちょっとしたコツなどを教えてもらったら
あとは自由です。
紙がギザギザになってしまっても、
「いい、いい。大丈夫だよ」と優しく言葉をかけてくださり、
みんなのびやかに作業を進められました。
 結び絵1   結び絵3 

大野さんは人の気持ちを“結ぶ”絵、贈ったり贈られたりする人同士を
“結ぶ”絵としてとらえられているようです。

 結び絵2   結び絵4
みんな素敵な作品ができあがりました。(息子、なぜか顔が変ですが)

大野さん、ありがとうございました。



夕焼け空

 うわーっ、と思って外に出ました。
今日の夕焼けは本当にきれい。
  夕焼け空
連なる雲がまるで絵に描いたよう。
最初は濃いピンク色でしたが、見ている間にどんどん色が
変わっていきました。
だんだん闇に包まれていく空。
こういうのをゆっくり見られるのは、ちょっと心に余裕のある日ですね。

実は単行本のページ数に原稿を合わせる流し込みの作業が
一段落したのです。だから、少しゆっくり…なのです。
またすぐ次の作業に入りますが。

晩ごはんはおでんの残りとエビ野菜炒め。
  野菜炒め
お野菜、甘くておいしかったです。ごはん食べすぎたかも。

秋の護摩山

 日曜日、護摩山へ行ってきました。
夫はお客さんたちとバイクで向かい、私は子どもたちを乗せ車で。
 スカイタワーで スカイタワーから
娘のお友だちとそのお母さんも誘ったので、車の中は賑やかで、しかも
お菓子食べまくりでした。


例年通り、着いた途端うどん作り。早く食べたいもんねー。
「お腹すいたー」って、あんなにお菓子食べてたのに…。
 うどん作り 完成
私は水菜とおあげを切りました。みんな手分けして、せっせと鍋の準備。
できあがったあと、ゆでたてのおうどんを入れていただきました。
おいしかったです。

 山並み 紅葉
じゃんけんゲームをしたり、ゆっくりおしゃべりしたりで楽しく過ごしました。
山々は秋の気配です。


 川 ケーキ
帰りは龍神のお店に寄り、ケーキとコーヒーで休憩。
いい休日でした。

ひとつだけ気になるのは…
息子が毒々しいキノコをいっぱい採ってきて
「ひーっひっひっ、家で栽培しよー」とはりきってること。
悪そーな、不気味な胞子が飛びまくってたもん、あれ。
畑のどこかに植えるのだそうです。

奈良のおみやげ

 限られた時間でしたが、おみやげもいろいろ買いました。

まずは秋篠の森の雑貨『月草』で。
  はんかち  ハンドソープ
はんかちとハンドソープ。
このハンドソープはハーブの香りがとってもいいのです。
前回買ったボトル入りのがなくなったので、今回は詰め替え用を買いました。


ならまちでは雑誌で見て行きたいお店がありました。
『遊 中川』本店です。
路地をうろうろしながらようやく探し当て、お買い物ができました。

  奈良ふきん  匂い袋
奈良ふきんに匂い袋。
ほかにも欲しいものがいっぱい。素敵なお店でした。

あとは…、
「うーん、何だかなー」と思いながらも、せんとくんの絵がついたクッキーとか、
お菓子類を買ってしまいました。
子どもたちには、“センス”とか“お洒落”とかは関係なしのこんなお菓子が喜ばれるのです。

結局、自分のものは買えませんでした。
あ、ハンドソープは使うから、いちおう自分のものか。(笑)

一緒に行ったみなさんも、ご近所へのおみやげなどをどーっさり買ってました。
私はあんなに持てないなーと思いましたが、女の人の旅行って、やっぱり
お留守番をしてくれる家族やお隣さんなどへの気遣いがいるんですよね。

奈良の旅3

 午後はならまち散策です。
初めてという人がほとんどだったので、コピーした地図を渡しておき、
あまりバラバラにはならずに、
大きく3つぐらいのグループに分かれて歩きました。

車椅子では入りにくいところも多いですが、気にせずどんどん歩きます。
多くの人が訪れる観光地。もう少しバリアフリーについて配慮してくれればと
願いつつ…。
(でも景観を壊すのには反対!とフクザツな気持ちですが、バリアフリーと景観美、
折り合いをつけることはある程度可能だと思ってます)
  ならまち4 


それぞれ好きな雑貨屋さんをのぞいたり、お砂糖屋さんで試食させてもらったり、
格子の家を見て、庚申さんに寄り…
地酒を買った人もいたみたい。

 ならまち   庚申さん




とにかく町並みを見るだけで楽しい。
 ならまち3  ならまち2 

ホントはカフェにも寄りたかったなー。素敵なところがいっぱいあったから。
「すごく楽しい旅行だった、また来たい。ありがとう」と言ってくれたのが
何よりでした。

来年も一緒に行きましょうね。