2009.10.30 Friday
秘密って
用事で忙しいときに限って本を読みたくなり、読みだすととまらなくなる。
そして寝不足。
いけないなーと思ってはいても秋の夜長はそんなことの繰り返しです。
またも東野さんの作品を読んでしまいました。『秘密』です。
奥さんと娘さんの乗ったバスが転落。奥さんが亡くなったあと、意識を取り戻した
娘さんの体に宿っていたのは死んでしまったはずの奥さんの魂で…
混乱する平介と藻奈美ちゃん(体は11歳なのに心は36歳の直子さん)との
誰にも言えない奇妙な生活が始まる。
こんなお話ですが、
最初は「えっ、すごい設定。ありえない」と思ってしまいました。
けれど、二人(うーん、いや三人か)の生活の描写が丁寧で、日常的で、
優しい。読み進むうちに、不自然な話ではないような気がしてきてしまうのです。
ラストで直子さんの選んだ道がせつなくて泣けてきます。
そうか、秘密ってそういうことだったのかと思うのです。
事故の加害者、被害者、それぞれの辛さや生き様を描きながら、救いの光も
感じさせてくれる内容。
『さまよう刃』とはまったく趣の違う、でも同じくググッと惹きつけられるお話でした。
そして寝不足。
いけないなーと思ってはいても秋の夜長はそんなことの繰り返しです。
またも東野さんの作品を読んでしまいました。『秘密』です。
奥さんと娘さんの乗ったバスが転落。奥さんが亡くなったあと、意識を取り戻した
娘さんの体に宿っていたのは死んでしまったはずの奥さんの魂で…
混乱する平介と藻奈美ちゃん(体は11歳なのに心は36歳の直子さん)との
誰にも言えない奇妙な生活が始まる。
こんなお話ですが、
最初は「えっ、すごい設定。ありえない」と思ってしまいました。
けれど、二人(うーん、いや三人か)の生活の描写が丁寧で、日常的で、
優しい。読み進むうちに、不自然な話ではないような気がしてきてしまうのです。
ラストで直子さんの選んだ道がせつなくて泣けてきます。
そうか、秘密ってそういうことだったのかと思うのです。
事故の加害者、被害者、それぞれの辛さや生き様を描きながら、救いの光も
感じさせてくれる内容。
『さまよう刃』とはまったく趣の違う、でも同じくググッと惹きつけられるお話でした。