おうちごはんの会

おうちごはんの会で集まったみなさんとお話しました。

おうちでできる簡単なごはん作りを通し、栄養や食の安全性のこと、心の成長のこと、家族だんらんのことなどを考える会です。

子ども連れの若いお母さん、お孫さんのいる女性たちとともにいろんな話をしました。

保育や教育に関わる仕事をされていた方もいて、朝ごはんを食べて来ない子ども、まともな食事は給食のみの子どもがいることなど現場での実情もお聞きしました。

安心安全なものを食べて子どもたちが健やかに育っていくのが、親の願い。けれど、さまざまな問題から現実にはそれが難しいことも多いです。

そんな中で子どもたちの食をどのように確保し守っていくか。社会全体として何をすべきか。

「小さなグループが草の根運動のようにしてできることもあるし、市や県、国レベルでできることもあるよね」

「子ども食堂が田辺でもできたね」

「子どもの貧困と学力の相関関係は…」

などなど…、おいしいものを食べながら話題がどんどん広がりました。

和気あいあいと、でも真剣に。

みなさん自分の立場でできることを考え、熱心に活動されてるなぁ〜、と感心しました。

楽しくまたとても勉強になり、よい時間でした。

 

 

 

 

餅つきに思う

行事が重なり、一週間で2回めの餅つきです。

今日は庚申さんの餅まき準備でした。餅まきと言えば和歌山、和歌山と言えば餅まきですからねー。

蒸してついて丸めて並べて…役員と青年団の人たちとで、五斗つくのに3時間半以上。

肩も凝り、粉だらけになりました。

冷ましてから袋に入れていきます。鏡餅もきれいにできています。

田舎は行事が多いです。神事にまつわる行事、草刈り、親睦をはかるためのものなどなど…。

大変なこともありますが、楽しいことも多いもの。とくに若い人たちが楽しそうにやってくれているのは頼もしく嬉しいです。

 

地域の文化や伝統、自然を守っていくためにはみんなの協力が必要ですが、人が減り継続が難しいものも出てきます。少子高齢化が進む田舎では同じような問題を抱えているところが多いはず。

今まで続いてきたものを変えるのは勇気のいることですが、伝統を守るためには、何かを変える、省く、ということも今後は考えなければ…。「“守るために変える”んやなあ」と。つきたてのお餅入りのお味噌汁をいただきながら、そんな話もしました。

音楽の力

日曜日に白浜の来迎寺さんでフルートのコンサートがありました。

細くて急な坂道、そして雨。車椅子では厳しい道のりでしたが、「行ってよかった」

演奏してくれたのは体感型フルート奏者の波戸崎操さん。ギターは蓮見昭夫さんです。

情感たっぷりで、フルートとともに全身で“演じている”という感じがしました。

ハンガリー舞曲や哀愁のカサブランカ、月の砂漠など誰もが知っている曲ばかりを演奏してくれたせいもあり、あっという間に、独特の世界に引き込まれました。

赤とんぼ、愛の賛歌などでは、感動して涙ぐんでしまった。

人の心をこんなふうに動かせるなんて、音楽の力は本当にすごい。

忙しい日々の中で、心洗われる時間でした。

 

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